なぜ生まれつき?ポートワイン母斑の原因は、遺伝?偶然?40年間「なぜ」が付き纏った結果

治療・経過

こんにちは!ヨーコです^^

このブログでは、私の右腕〜胸元にある

ポートワイン血管腫との向き合いと治療の経過を

綴っています。

どなたかの参考になれば幸いです。

ポートワイン母斑の原因は解明されてるの??

私の人生の中で一番長くて深い問い

「なぜ私はポートワイン母斑を持って生まれたのか?」

答えは分かってません。

医学的に見ても、根本的な原因は解明されてないです。

発生の原因は、「毛細血管の異常」による肌が一部だけ赤くなる症状。

でも、なぜ痣が発生するのか?

それは誰にも分からない。

これは私が、生涯かけて問い続ける人生最大の謎だと思ってる。

謎を解きたい

忘れもしない小5の時。

母に聞いた質問

「なんで私には痣があるのかなあ?」

それに対し、母が

「あんたが悪いことしたからや」

と言った。(と記憶している)

あまりにもショックで

その言葉は39歳になっても私につきまとってきた。

「ああ、私って悪い子やから痣があるんや」

無意識でこの自分に対するセルフイメージを約40年間

抱え続けてきた。


でも、この気持ちをどうにか昇華したくって

母にあの時の真意を確かめたのが先月。

「あの時私に

”あんたが悪いことしたから痣を持って生まれてきた”

って言ったの覚えてる?」

母からの返事は意外すぎるものだった。

「全く覚えてない」

どっしぇええええええ〜〜〜〜ですよw

嘘でしょ?この約30年間呪いのように

私の心の中に刻まれたこの言葉、

まさかの覚えてない発言っっっ!!!


「私、本当はお母さんに

“あなたは特別な存在だから、私の娘って分かるために

痣を持って生まれてきたのよ”

って言って欲しかった」

と、泣きながら伝えた。


母は、

「ごめんね、お母さんそんな風にポジティブに捉えられなくて。

私のせいで、私が悪いから

ヨーコが痣を持って生まれてきたって思ったから

治してあげることにただただ必死やったわ

と泣きながら言った。


ショックでボーゼンとなった。

私、それまで自分の被害者意識が強すぎて

母の立場に立って痣を見れてなかった。

「自分は、自分だけ、自分なんて」

そんな自分自身だけに矢印が向いて

周りが全く見えてなかった幼すぎるちっぽけな私。


まさか、母の方が苦しんでたなんて

思いもよらなかった。

そりゃそうやんね、自分の子どもが

大きな赤い痣持って生まれてきたら

「私のせいでごめんね」って

自分を責めちゃうよね。。。


そう、

あの言葉は

母が自分自身にかけてた言葉やったんやね。

「あなたが悪いから痣を持って生まれてきた」

この言葉は、私にかけたんじゃなくて

母が自分に言ってた言葉だったのかもしれない。

愛する娘から急に聞かれたとんでもない質問。

責められてると感じたのかもしれないし、

パニックだったかもしれない。

答えに戸惑ったに違いない。

私の頭の中で常にリピート再生されていたあの言葉は、

私の空想か、母の独り言か、真実は分からないけど、

そんなことどーでも良くなった。

全ては母の、大きくて深い愛だった

母との聞き合いを通して気づいたこと。

それは、

病院に何回も通ったのも、

手術を20回以上受けたのも、

全部ぜ〜〜〜〜〜んぶ母の愛だったってこと。

「ヨーコが周りの子にイジメられたり、

イヤな思いして欲しくなかったから

とにかく消してあげなきゃ!!と思ってた。

学校のプールの時間が一番心配で。

今みたいに、ラッシュガードなんてなかったから

袖のある水着を作ってくださいって

高校に申し出たよ、お母さん。」

そんなことしてくれてたなんて

全然知らへんかった泣泣泣

その時に言ってよ〜〜〜〜〜〜TT


さらに続ける母。

「今までイヤな想いしたことなかった??」

アラフォーのおばさんやで私。

お母さん、分かってる??

まるで、幼い子を心配するように質問されて、

思った。

母親ってのは何歳になっても

子どものことを守ってあげたい、

救ってあげたい、

死ぬまでそんな風に想い続けるんだと。


この時に、私は自分に誓った。

母をこの苦しみから救えるのは

私しかいないから、

ここからは、私が痣と真剣に向き合っていくフェーズだと。

今まではポートワイン1.0

これからは、ポートワイン2.0

新たな価値観を手に入れたから、動き出す。

ポートワイン2.0

母の、海よりも、空よりも深い愛

全く気付けなくて

自分1人で悶々として

母を疑って、

痣のある自分を受け入れられなかった自分はもう終わり。


今まで、痣のことは家族の間でさえもあえて話にすることはなかった。

私もそんなに話題にしたくなかったし、

母も、ほかの家族も深く立ち入るタイプではなかったから。

どんな風に思ってるとか、

こんなことを感じてるとか、

疑問に思ってることとか

もっと素直に話してきてたら

こんなアラフォーになるまで拗らせることはなかったかもしれない。

母を長い間苦しませずに済んだかもしれない。

この件を通して、

気持ちを聞き合うって超重要だと学んだ


だから、これからはもっと話していこうって決めた。

このブログを始めたのもその1つ。

もっと気負わずに、軽く話題にできるように

自分の心を鍛えていきたい。

自分自身と痣の融合。

同じ悩みを抱える方や感想がある方は

LINEでDM送ってもらえるととっても嬉しいです^^

全て読ませていただいてます

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